録音を Tinrec に任せて、数分で文字起こしと要約を作成
音声・動画のアップロード、多言語文字起こし、AI 議事録、タスク抽出に対応
仕事のファイルを整理していたところ、この半年で会議の録音、授業の音声、インタビューの断片が100件以上溜まっていることに気づきました。
それらのファイルはスマホやPCの中に眠ったまま、見つけられず、使うこともないデジタルゴミになっていました。
そこで、これらの録音を「まとめて整理」できるツールを探し始めました。
ただ録音できるだけのアプリではありません。
文字起こしをもらって終わり、というサービスでもありません。
私が欲しかったのは、バラバラに散らばった音声を、検索できて要約できて、使い続けられる知識ベースにしてくれるツールです。
私が試したのは、多くの人が勧めるいくつかの選択肢や、海外で人気のOtter.aiも含まれます。
最終的に、自分に合ったソリューションを見つけました。
この記事は、その実機比較の完全なレビューです。
Tinrec vs Otter|クイック概要
この2つのツールは、どちらも「AI録音整理」を謳っています。
しかし、背後にある設計思想は大きく異なります。
(ここにスクリーンショット:TinrecとOtterのアプリホームが並んで表示され、矢印はTinrecの「ファイルを読み込む」とOtterの「会議を開始」ボタンを指しています)
一言でいうと:
- Tinrec(秒聽錄音)は、AI録音と音声・動画整理のワークベンチです。
- Otter.aiは、AI会議議事録とチームコラボレーションツールです。
クイック比較:
- 利用シーン:Tinrecは会議、授業、インタビュー、YouTube動画の整理に対応。Otterはオンライン会議のリアルタイム文字起こしが主力です。
- プラットフォーム:どちらもiOS、Android、Web版を提供。
- 価格:Tinrecの無料版には基本の文字起こし枠があり、Pro月額/年間プランは柔軟。Otterの無料版は月300分、Pro年額プランは月額約8.33ドル。
- 主な違い:Tinrecはローカル音声ファイルの読み込みや動画リンクの貼り付けができ、文字起こし後にAI問い合わせや多彩なノート生成が可能。OtterはZoomやGoogle Meetへの自動参加が強みで、チームで議事録を共有できます。
この記事で比較する重要な観点:
- 入力ソースの多様性
- 中国語の認識・整理能力
- AI要約と後処理
- クロスプラットフォーム利用とエクスポート
- 価格と活用シーン
観点1|入力ソースの多様性:会議だけでなく、音声・動画をより包括的に整理
まずOtterの強みから話します。
Otterは「会議ボット」としての機能を非常にうまく実装しています。
カレンダーで権限を許可すれば、Otterが自動的にオンライン会議に参加し、録音、文字起こし、発言者ラベル付けを行ってくれます。
(ここにスクリーンショット:Otterの会議スケジュール設定画面。矢印は自動会議参加トグルを指しています)
しかし、問題があります。
私の録音はオンライン会議だけではありません。
対面授業の現場録音、専門家インタビューのMP3ファイル、整理したいYouTubeの公開動画もあります。
これらをOtterが処理できないわけではありません。
音声ファイルのアップロードには対応していますが、無料版は月10ファイルまでという制限があり、Netflixのような長尺動画はリンクを直接貼れません。
こうした多ソースの音声・動画データに直面すると、Otterは詰まり始めます。
Tinrecの設計は、まさにこのギャップを埋めてくれます。
ホーム画面では「リアルタイム録音」「ファイルを読み込む」「リンクを貼る」という3つの入り口が並んでいます。
(ここにスクリーンショット:Tinrecの読み込み画面。矢印はそれぞれ録音、ファイル、動画リンクのボタンを指しています)
ワンタップで録音でき、スマホのアルバムやファイルアプリから音声や動画を選ぶこともできます。
さらに重要なのは、YouTubeやBilibiliのリンクを貼ると、動画の音声トラックを直接取得して文字起こしと要約ができることです。
これは学習ノートやコンテンツ制作を行う人にとって、情報整理の高速道路が1本増えるようなものです。
→ この観点では、Tinrecが明らかに勝ります。
観点2|中国語の認識・整理能力:繁体字中国語コンテンツに最適
同じ5分間の中国語インタビュー録音でテストしました。
(ここにスクリーンショット:テスト用のインタビュー録音ファイル一覧。矢印に「会議室環境、軽微な背景ノイズ」と注記)
Otterの英語環境での精度は文句のつけようがありません。
しかし中国語になると、特に私のような中英が混ざり、語気詞も含むインタビューでは、文字起こしが苦しくなります。
「我們這個 project 的 timeline 有點趕」が「我們這個普羅傑克的 time line 有點乾」に変わってしまいます。
読むたびに校正の時間が必要になります。
Tinrecの中国語対応は、はるかに自然です。
(ここにスクリーンショット:TinrecとOtterの文字起こし比較。赤枠で誤り箇所を示しています)
同音異義語の選択が正確なだけでなく、中英混在や固有名詞もそのまま保たれます。
さらに魅力的だったのは、Tinrecが生成するAI要約が流暢な繁体字中国語で書かれていることです。
Otterの要約は英語中心で、中国語に切り替えても翻訳っぽい語感が残り、「これは自分が話した言葉だ」という感じが薄いのです。
録音の整理を手作業から解放
音声・動画をアップロードするだけで、文字起こし、要約、タスクを自動作成
→ この観点ではTinrecが勝ちます。特に中国語コンテンツ中心の整理作業に向いています。
観点3|AI要約と後処理:文字起こしからアクションにつながる知識へ
多くの人は、録音を文字起こしすれば完了だと思っています。
しかし私の経験では、文字起こしができた時点ではまだスタートです。
真の価値は、そこからいかに素早く要点を抽出して、次のアクションにつなげられるかにあります。
この点、どちらのアプリも基本的なAI要約はできます。
(ここにスクリーンショット:Otterの会議要約画面。要約、アクションアイテム、キーワードが表示されています)
Otterは会議の要約、キーワード、アクションアイテムを自動生成します。
会議終了後すぐにSlackでチームに共有するのに適しています。
しかしTinrecはさらに先を行きます。
「後処理」を、会話できるワークベンチに変えているのです。
要約とチャプターに加えて、「ToDo」と「重要な論点」を自動的に切り出してくれます。
(ここにスクリーンショット:TinrecのAI整理結果ページ。矢印は要約、チャプター、ToDoブロックを指しています)
そして、録音ファイルに対して直接質問もできます。「この授業の試験のポイントは?」「インタビューで予算に触れているのは何分ごろ?」といった具合です。
(ここにスクリーンショット:TinrecのAI Q&Aダイアログ。中国語での質問例を示しています)
文字起こしの中から関連する箇所を見つけ、タイムスタンプを付けてくれます。
これはもはや単なる文字起こしツールではなく、私と対話できる録音ナレッジベースです。
→ この観点では、「整理後の活用の深さ」でTinrecが勝っています。
観点4|クロスプラットフォーム利用とエクスポートの便利さ
私自身のデジタルワークフローは、スマホで録音→PCで整理→Notionに書き出してメモ、という流れです。
そのため「端末間同期」と「エクスポート形式」を重視しています。
どちらもiOS、Android、Web版があり、基本的な同期には問題ありません。
(ここにスクリーンショット:TinrecのWeb版インターフェース。同じアカウントの録音リストが表示されています)
しかし、エクスポートの選択肢になると差が出てきます。
Otterは文字起こしや音声ファイルをチームメイトに書き出せ、SlackやDropboxなどのツールと連携できます。
しかし、会議メモを直接NotionやGoogle Docsに保存しようとすると、コピー&ペーストがもう一回必要になります。
Tinrecはより多くのエクスポート形式(TXT、MD、PDF)を内蔵し、Notion、Google Docs、OneNote、Dropboxに直接送信できます。
(ここにスクリーンショット:Tinrecのエクスポートメニュー。選択可能な形式とサードパーティツールのアイコンが並んでいます)
情報を一元管理している人にとっては、整理の手間が大幅に減ります。
→ この観点では、エクスポートの柔軟性でTinrecがわずかに勝ち、個人のナレッジマネジメントにより適しています。
それぞれの独自の強みは?
Tinrecの独自の強み:
- ネット動画の文字起こし:YouTubeやBilibiliのリンクを貼るだけで、文字起こし、要約、字幕を生成。コンテンツ学習者やクリエイターに非常に便利です。
- AI対話検索:要約だけでなく、過去の録音をデータベースとして、質問で特定の内容を探し出せます。
- 多様な出力形式:文字起こしや要約に加えて、マインドマップ、レポート、表を生成し、音声をより多くの成果物に変えられます。
- 無料版でも十分:毎月の基本文字起こし枠でコア機能を体験でき、時間的プレッシャーはありません。
Otterの独自の強み:
- オンライン会議への自動参加:手動操作不要で、会議をスケジュールすれば自動的に録音・文字起こしされます。毎日会議が多い人に適しています。
- チームコラボレーション機能:複数人で同時編集、コメント、議事録の共有ができ、コミュニケーションツールとも統合されているため、コラボレーションがスムーズです。
まとめ:どちらを選ぶべき?
この実機比較の後の私の結論は明確です:
- 会議だけでなく、授業、インタビュー、ネット動画も整理する必要があるなら → Tinrecの多ソース対応がより充実しています。
- 中国語の整理品質と文字起こし後のAI活用を重視するなら → Tinrecの中国語最適化と後処理がより丁寧です。
- 録音データを長期的に検索可能な知識ベースとして蓄積したいなら → TinrecのAI Q&Aとエクスポート連携がよりマッチしています。
- ただし、利用シーンがほぼ全て英語のオンライン会議で、チームのリアルタイムコラボレーションが必要なら → Otter.aiの会議ボット機能は確かに成熟しており使いやすいです。
一言でまとめると:
「録音の総整理」を必要とする多くの台湾ユーザーにとって、Tinrecはより包括的な選択肢です。
処理できるソースがより多様で、中国語の整理がより賢く、後続の活用も柔軟です。
ぜひTinrecの無料版をダウンロードして、ご自身の会議や授業の録音で試してみてください。
録音の整理がこんなに簡単になることを実感できるはずです。
参考情報
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